Jw_cadで図形を拡大縮小する方法をお探しですね。

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Jw_cadで図形を拡大・縮小する方法を分かりやすく解説

Jw_cadで図面を描いていると、「この図形をもっと大きくしたい」「取り込んだ図面を縮小したい」という場面がよくありますよね。

でも、ツールバーをいくら探しても「拡大・縮小」というボタンが見つからなくて困った経験はありませんか?

実は、Jw_cadには図形のサイズを変えるための専用コマンドがないんです。

その代わりに、「移動」や「複写」という別のコマンドを使って図形の大きさを変えていきます。

この記事では、Jw_cadで図形を拡大・縮小する基本的な方法から、文字サイズも一緒に変える設定のコツ、実務で使える便利なテクニックまで、順を追って説明していきます。

図形のサイズ変更には「移動」か「複写」を使おう

他のCADソフト、例えばAutoCADなどを使ったことがある人は、「スケール」という専用の機能で図形の大きさを変えるのに慣れているかもしれません。

でもJw_cadでは、サイズを変えるだけの独立したコマンドは用意されていないんです。

Jw_cadでは、「移動」コマンドや「複写(コピー)」コマンドの中にある「倍率」という機能を使って、図形の大きさを変えていきます。

最初は「移動しながら大きさを変える」という感覚に戸惑うかもしれません。

でも実は、この方法には大きなメリットがあります。

図面を編集するとき、サイズを変えた図形はそのまま別の場所に配置し直すことがほとんどですよね。

だから、移動やコピーと同時にサイズも変えられるJw_cadのやり方は、慣れてしまえば手順が少なくて済む、とても効率的な方法なんです。

ここで注意したいのが、「画面表示のズーム」との違いです。

マウスホイールを回したり、両ボタンを押しながらドラッグしたりして画面を大きく表示するのは、あくまでモニター上での「見え方」を変えているだけ。

図形の実際の寸法は全く変わっていません。

設計上の寸法そのものを変えたいときは、必ず図形を選んで倍率を指定する必要があります。

「画面を見やすくしたいのか」「図形の実寸を変えたいのか」をしっかり区別して操作しましょう。

倍率を指定して図形のサイズを変える手順

それでは、実際に図形のサイズを変える基本的な手順を見ていきましょう。

まず、画面のツールバーから「移動」か「複写」を選びます。

元の図形を残さずにサイズを変えたいなら「移動」、元の図形も残しておきたいなら「複写」を選んでください。

次に、サイズを変えたい図形を範囲選択します。

左クリックで始点と終点を指示して図形を囲んだら、画面上部のコントロールバーにある「選択確定」ボタンを押します。

図形を確定すると、コントロールバーに「倍率」という入力欄が表示されます。

ここに変更したい倍率を数字で入力するのが基本です。

例えば、縦横ともに2倍の大きさにしたいときは「2,2」と入力します。

コンマで区切って、X方向(横)とY方向(縦)の倍率をそれぞれ指定する仕組みになっています。

「横は3倍、縦は2倍」のように縦横比を変えたいときは「3,2」と入力すればOKです。

ちなみに、コンマの代わりにピリオドを2つ並べて「3..2」と入力しても同じように動作します。

打ちやすい方を使ってください。

倍率を入力すると、マウスカーソルに合わせて拡大・縮小された状態の仮図形が水色の線などで表示されます。

この状態で配置したい場所をクリックすれば、サイズ変更された図形が確定します。

元の場所から動かさずにその場で大きさだけを変えたい場合は、「基点変更」ボタンを使って、図形の中心や角などを右クリックで基点として取得しておきます。

その後、元の図形の同じ場所で再度右クリックして配置すれば、ぴったり同じ位置でサイズだけが変わります。

文字サイズも一緒に変える設定のコツ

図面に寸法や注釈などの文字が入っている場合、初心者の方がよくつまずくのが「図形は大きくなったのに、文字のサイズが変わらない!」という問題です。

Jw_cadの初期設定では、文字は図形と一緒に自動で拡大・縮小されないようになっています。

文字も含めて全体をきれいにサイズ変更するには、2つのポイントに注意が必要です。

**1つ目のポイント:範囲選択のやり方**

文字が含まれる範囲を選択するとき、終点を指示する際に必ず「右クリック」で囲むようにしてください。

左クリックで終点を指示してしまうと、線や円といった図形だけが選択されて、文字が選択対象から外れてしまいます。

右クリックで終点を指示することで、文字も「選択されたデータ」として認識されるようになります。

これはJw_cadの基本操作の中でも見落としがちですが、とても重要なルールです。

**2つ目のポイント:「文字も倍率」にチェックを入れる**

文字を正しく選択できたら、さらに設定を変更する必要があります。

「移動」または「複写」コマンドのコントロールバー上にある「作図属性」ボタンをクリックしてください。

小さな設定ウィンドウが開いたら、その中にある「文字も倍率」という項目にチェックを入れます。

このチェックが入っていないと、いくら文字を正しく選択していても倍率が適用されません。

チェックを入れてから倍率を入力して配置すれば、図形と文字のバランスを崩さずに、全体をきれいに拡大・縮小できます。

割り切れない倍率や特定のサイズに合わせる便利なテクニック

実際の作業では、単純に「2倍」や「半分(0.5倍)」といったキリの良い倍率だけでなく、中途半端なサイズに変更しなければならないことがよくあります。

例えば「今300mmの図形を、図面枠に合わせて1000mmに拡大したい」というケースです。

この場合、倍率は1000÷300=3.3333…となって、割り切れない数値になってしまいます。

電卓で計算して手入力するのは大変ですよね。

**数式をそのまま入力できる便利機能**

こんなときに便利なのが、Jw_cadの「数式入力」機能です。

倍率の入力欄では、計算した後の小数値を入力するのではなく、計算式そのものを直接入力することができるんです。

先ほどの例なら、倍率の欄に「1000/300」と入力するだけでOK。

Jw_cadが自動的に正確な倍率を計算して図形に適用してくれます。

スラッシュ(/)を割り算の記号として使えば、計算の手間が省けるだけでなく、小数点以下の四捨五入による寸法のわずかなズレも完全に防げます。

**マウスで倍率を指定する方法**

寸法値が分からない状態で、別の図形の長さを参照して倍率を決めたいときは、「マウス倍率」ボタンを使うのも便利です。

この機能を使うと、基準となる元の長さと、合わせたい目標の長さを画面上でマウスクリックして直接指定できます。

「作図属性」で「マウス倍率のときXY等倍」にチェックを入れておけば、図形の縦横の比率を崩さずに、既存の図形枠や補助線にぴったり合わせたサイズ変更ができます。

数式入力とマウス操作による倍率指定、この2つの方法を状況に応じて使い分けられるようになれば、作業スピードと正確性がぐんと上がるはずです。

ぜひ実際の作図で試してみてください。

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